世界の第一線

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 今日イタリアから友人が帰ってきました。彼とは高校からの付き合いです。今彼はイタリアのレストランで働いています。日本人のなかにはイタリアに料理の修業に行っている人はたくさんいます。その中でも彼は本物だと思います。 ただイタリアに行ったというキャリアだけを積む人、数ヶ月だけ働いて辞めてしまう人、様々ですが、彼は、ミシュランでイタリア全土で6番目のレストランで、シェフの座を実力で勝ち取った男だからです。
 ひとつ面白いエピソードを聞いたのでご紹介します。今彼の働いているお店は、世界各国から美食家たちが集まります。昨年のクリスマスの話ですが、F1ドライバーのシューマッハが数人で来店し、一晩で日本円にしておよそ500万円使ったそうです(笑)。
 これはひとつのエピソードですが、こうやって世界の第一線でやっているやつと飲む酒はうまい。明日はソースの厨房で、料理というひとつの文化を通じ、語り合いたいと思っています。たとえ凄いシェフになろうとも、地元のカフェの小さな厨房で腕をふるってくれるのが、彼の魅力なのかもしれません。僕自身、短期間ではありますがこの一瞬を大切にし、皆さんのためにも何かを掴みたいと思います。

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