cafe source 開業秘話 2

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その物件とは、本通りにあったある空き店舗です。それが今のカフェソースです。その当時、世間は不景気の嵐。駐車場もないさびれゆくこの商店街の2階で店をするなどありえない話でした。しかし、ピンチはチャンス。だからこそ、なんにもないこの僕に話が舞い込んできたのです。当然悩みました。しかし、開店資金はこの物件の大家さんが貸してくれるとのこと。お金のあてもないぼくにっとってはチャンス。(今でもこんなにもよくしてくれる大家さんはいないと感謝しています。)所持金5万円。どうする? 


 これを決断させたのは、一本の電話でした。僕の神戸時代のカフェの同僚であり、現店長である屋本との電話です。「いっしょに鳥取でカフェしない?」。1人ではとてもできない、もし彼が来るのならやろう。それが答えでした。彼はひとあたりがよくセンスもいい。また、言葉にはできない「何か」がありました。そんな彼の答えは「ok]。 この瞬間がカフェソースの誕生です。
 そこから、何もわからない2人のチャレンジがはじまります。内装、設備、メニュー、食器、業者さんにスタッフ、何にもあてはありません。お金もありません。とにかくいつも、おなかをすかせていたのをおぼえています。そんな2人を支えてくれたのは、やはり人との出会いでした。・・・つづく。

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